治験コーディネーターの面接

治験コーディネーター(CRC)になるためには、書類選考と面接を突破する必要がある。面接は複数回あることが多く、筆記試験がある場合も多いようだ。病院などと異なり、書類選考や面接で落ちることも多い。面接を突破すると、ようやく内定となり、治験コーディネーター(CRC)になることができる。

では、治験コーディネーター(CRC)の面接を突破するためには、最も必要なスキルは何だろう?それは、ズバリ「コミュニケーション力」だ。なぜなら、治験コーディネーター(CRC)は治験担当医師や被験者、製薬会社の方々などの複数の関係者と打ち合わせを重ね、治験をスムーズに進めることが求められるからだ。治験コーディネーター(CRC)の面接では「返答が明快であるかどうか」「ハキハキしているかどうか」「聞かれたことに的確に返答をしているかどうか」などの質問から、治験コーディネーター(CRC)になった時にきちんとしたコミュニケーションをとれるかどうかが見られているのだ。

では、面接では具体的にどのようなことを聞かれるのだろう?CRC未経験者とCRC経験者に分けて見てみよう。

<CRC未経験者の場合>
・これまでの業務経験について
・なぜCRCになりたいのか
・どんなCRCになりたいのか
・CRCの仕事内容について説明できるか
・なぜ数ある治験会社の中でも、うちの会社で働きたいのか
・どんな領域の治験に携わりたいか
・長所と短所は
・ストレス耐性は強いほうかどうか

<CRC経験者の場合>
・なぜ、再びCRCとして働きたいのか
・CRCとして大切にしてきたことは何か
・関わったプロトコル数は
・何相の経験が多いのか
・主にどのような実施診療科、対象疾患のプロトコルに関わったか
・契約症例数の実績は
・接した被験者数はどれぐらいか
・メインで担当したプロトコル数は
・新人の教育実績はあるか
・管理職の経験はあるか
・治験契約業務やIRB支援実績は

特に「なぜ、治験コーディネーター(CRC)になりたいのか?」「なぜ、数ある治験会社の中で、弊社に応募したのか」という2点の質問に対する返答が、面接の合否を分ける大事なポイントであると言えるだろう。

治験コーディネーター(CRC)の仕事は簡単だと軽い気持ちで応募すると、理想と実務のギャップに驚き、早期に治験コーディネーター(CRC)を退職してしまう事態が発生する。それを避けるために面接官は治験コーディネーター(CRC)への志望動機を確認して、本当に治験コーディネーター(CRC)になりたいと思っている人なのかどうかを見極めようとする。

また、治験コーディネーター(CRC)としての業務はどの会社も同じであるため「何に魅力を感じて弊社に応募しているのか」「弊社についてきちんと調べてきているのかどうか」「他社に応募していないかどうか」を確認するために、面接官はなぜ、弊社に応募したのかを聞くのだ。だから、応募者は面接に行く前に、応募する会社の強みとしている病気領域や実績、経営理念や教育体制について調べておく必要があると言える。

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治験コーディネーターの面接

治験とは
新しい薬を開発し、医薬品として販売するためには、事前に承認、認可してもらうことが義務づけられています。そのために、厚生労働省承認前の薬剤を患者や健康な人に投与して、有効性や安全性を確かめることが必要になります。この、「新薬開発」の為の「治療を兼ねた試験」のことを「治験」といいます

治験コーディネーター(CRC)とは
厚生省令GCP第2条において、「治験実施医療機関において、治験責任医師または治験分担医師の下で治験に係る業務に協力する薬剤師、看護師、臨床検査技師、その他の医療関係者をいう」と規定されています。 CRCは看護師、薬剤師、臨床検査技師、その他の医療関係者があたる事が多く、院長の承認を受け、治験依頼者(モニター)や医療機関内のスタッフ、治験責任医師、治験分担医師、治験薬管理者、検査部門担当者、医事課、病歴室スタッフ他ならびに、被験者との間を調整(コーディネート)する役割を担っています。

臨床開発モニター(CRA)とは
厚生省令GCP第2条において、「治験が適正に行われることを確保するため、治験の進捗がこの省令及び治験の計画書に従って行われているかどうかについて、治験の依頼をした者が実施医療機関に対して行う調査をいう」と規定されています。CRAは薬剤師、MR、看護師、臨床検査技師、その他の医療関係者があたることが多く、治験に関する治験契約、モニタリング業務、症例報告書チェック・回収、治験終了の諸手続きなどを行います。このモニタリング業務は新GCPの二大目的が達成されているかどうかを確認する、最も重要なものになります。

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