治験コーディネーター(CRC)とは、新たに開発された医薬品を広く世の中で販売する前に、有効性や安全性を確かめるために行う臨床試験(治験)の専門家だ。
治験コーディネーター(CRC)の主な募集先はSMOと言われている治験業務の受託を専門に行う機関だ。Site Management Organization(治験施設支援機関)の頭文字をとってSMOと呼ばれている。
SMOでの治験コーディネーター(CRC)の求人は看護師、保健師、臨床検査技師、薬剤師など医療関連の資格保有者が対象になっている。国の政策の後押しのため治験コーディネーター(CRC)の需要は増加しており、転職者にも人気の職業の一つだ。
治験の受託を担うSMO(治験受託会社)は、EP綜合やシミックヘルスケア・インスティテュート、ノイエスやアイロムなどの新薬の開発や治験施設支援といった治験の全機能を備えた治験の総合会社と、エシックやセーマ、CTS、クリニカルサポートといった場所や特定の疾病領域に専門化した治験会社の二極化が進んでいる。
東京や大阪などの大都市は治験の会社も多いため、求人を探すのは容易だ。しかし、地方は求人が少ないため、治験コーディネーター(CRC)求人が見つからないことも多い。
EP綜合、シミックヘルスケア・インスティテュートなどの大手SMOは1年間で50~100名を全国で中途採用している。そのうちの7~8割が治験コーディネーター(CRC)未経験者だ。
SMO以外では病院の治験部門が治験コーディネーター(CRC)を直接、募集することもあるが、多くは有期雇用の契約社員であり、給与も時給制で低い待遇であることが多いようだ。子育てが終わった世代をパートとして雇用している場合も多い。
20~30代のうちはEP綜合、シミックヘルスケア・インスティテュートといった教育が万全の大手治験会社で正社員として働き、子育ても一息つき体力も落ちフルタイムで働くのが難しくなってくる40代以降からは病院の治験部門でパートで働くのが一番のお勧めと言えるだろう!!
おすすめ
治験コーディネーター(CRC)の求人・転職は《CRCばんく》
《CRCばんく》は治験コーディネーター(CRC)の求人・転職に特化した求人サイト。全国47都道府県に対応し、SMO・院内CRC・ハローワーク求人まで幅広くカバー。年収査定、合格予想、応募書類添削、面接対策、口コミ情報、マンガ、履歴書・職務経歴書PDF自動作成などのコンテンツも充実!
https://crc-bank.com/ - CRCばんく
EP綜合 採用サイト
株式会社EP総合 採用サイトページです。 新薬開発で新しい未来を創り出す使命に応えるためEP綜合は日々挑戦し続ける、SMOに必要な機能を結集したCRC(治験コーディネーター)のプロフェッショナル集団です。
https://epsogo-recruit.jp/ - EP綜合
シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社採用サイト
シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社の「採用情報」ページです。新卒採用、キャリア採用情報をはじめ、CRC・SMA等の各業務内容、社風、充実の教育研修制度、社員インタビューなどを掲載しています。
https://recruit.j-smo.com/recruit/ - シミックヘルスケア・インスティテュート
NEUES(ノイエス)採用情報ページ
NEUES 採用情報ページ。本ページではSMO事業のご紹介、社員インタビュー、教育制度、福利厚生、FAQ、募集要項を掲載しています。
http://www.neues.co.jp/recruit/ - ノイエス
アイロムの採用ページ
よりよい薬をより早く、私たちと一緒に新薬開発のサポートをしていきませんか?アイロムの採用ページです。
http://www.irom.co.jp/kyujin/saiyou/index.html - アイロム
中途採用 | 採用案内 | 医療システム研究所
(株)医療システム研究所は、1999年4月にSMO(治験施設支援機関)として設立され、治験支援業務及び臨床薬理業務を行っております。医療システム研究所の中途採用のページです。
http://www.smo-msr.co.jp/adopt/index.html - 医療システム研究所
治験コーディネーターの募集先
■治験とは
新しい薬を開発し、医薬品として販売するためには、事前に承認、認可してもらうことが義務づけられています。そのために、厚生労働省承認前の薬剤を患者や健康な人に投与して、有効性や安全性を確かめることが必要になります。この、「新薬開発」の為の「治療を兼ねた試験」のことを「治験」といいます
■治験コーディネーター(CRC)とは
厚生省令GCP第2条において、「治験実施医療機関において、治験責任医師または治験分担医師の下で治験に係る業務に協力する薬剤師、看護師、臨床検査技師、その他の医療関係者をいう」と規定されています。 CRCは看護師、薬剤師、臨床検査技師、その他の医療関係者があたる事が多く、院長の承認を受け、治験依頼者(モニター)や医療機関内のスタッフ、治験責任医師、治験分担医師、治験薬管理者、検査部門担当者、医事課、病歴室スタッフ他ならびに、被験者との間を調整(コーディネート)する役割を担っています。
■臨床開発モニター(CRA)とは
厚生省令GCP第2条において、「治験が適正に行われることを確保するため、治験の進捗がこの省令及び治験の計画書に従って行われているかどうかについて、治験の依頼をした者が実施医療機関に対して行う調査をいう」と規定されています。CRAは薬剤師、MR、看護師、臨床検査技師、その他の医療関係者があたることが多く、治験に関する治験契約、モニタリング業務、症例報告書チェック・回収、治験終了の諸手続きなどを行います。このモニタリング業務は新GCPの二大目的が達成されているかどうかを確認する、最も重要なものになります。