治験コーディネーター(CRC)は医療関係の仕事であるが、基本的に夜勤がなく土日祝日が休みであることが多い。残業が少ないことに魅力に感じる看護師や臨床検査技師、薬剤師が多いが、被験者の対応や事務作業が長時間となってしまった時には残業が発生する可能性もある。治験コーディネーターの残業は月に5~15時間前後であることが多いようだ。
治験会社のほとんどが、入社初期に本社で泊り込みの導入研修を行う。期間は1週間~1ヶ月まで会社によって異なるが2週間前後の会社が多いようだ。小さなお子さんがいると研修に参加できない場合があるので応募する前に確認しておくと良いだろう。
治験コーディネーター(CRC)の面接では入社時の泊り込みがある導入研修への参加の可否や、残業が発生した時の子育ての支援体制が家庭にあるかどうかを聞かれるだろう。
勤務地は大学病院などの大きな病院に常駐することもあれば、曜日によって訪問するクリニックが異なる場合もある。事務所へ出勤した後にクリニックを訪問することもあれば、担当する病院へ直行直帰することもあり、SMOによってバラバラだ。面接で確認しておくと良いだろう。
治験コーディネーター(CRC)の仕事は残業がなく、土日祝日が休みの楽な仕事だと思っている看護師や臨床検査技師、薬剤師が多いようだが、大手SMOの離職率を見ると約10~20%前後で推移しており、楽なだけの仕事ではないことが分かる。
離職する理由は女性ならではの結婚や出産によるライフスタイルの変化によって辞める方や、勤務地が遠くなった、給与や業務について何かしら問題があるなどのようだ。病院と企業では仕事の進め方が全くことなるため、とまどいを感じる方も多く離職する主な理由の一つとなっているようだ。
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治験コーディネーターの勤務時間、休日
治験の性質上、定時時間外にも対応が必要となる場合もあります。治験に参加する患者さんや医師のスケジュールに合わせて行動しなければならないことも多いため、定時の前もしくは後に業務が続くこともあります。そのため、企業によってはフレックス制を採用している場合も少なくありません。
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残業なしの治験コーディネーター
■治験とは
新しい薬を開発し、医薬品として販売するためには、事前に承認、認可してもらうことが義務づけられています。そのために、厚生労働省承認前の薬剤を患者や健康な人に投与して、有効性や安全性を確かめることが必要になります。この、「新薬開発」の為の「治療を兼ねた試験」のことを「治験」といいます
■治験コーディネーター(CRC)とは
厚生省令GCP第2条において、「治験実施医療機関において、治験責任医師または治験分担医師の下で治験に係る業務に協力する薬剤師、看護師、臨床検査技師、その他の医療関係者をいう」と規定されています。 CRCは看護師、薬剤師、臨床検査技師、その他の医療関係者があたる事が多く、院長の承認を受け、治験依頼者(モニター)や医療機関内のスタッフ、治験責任医師、治験分担医師、治験薬管理者、検査部門担当者、医事課、病歴室スタッフ他ならびに、被験者との間を調整(コーディネート)する役割を担っています。
■臨床開発モニター(CRA)とは
厚生省令GCP第2条において、「治験が適正に行われることを確保するため、治験の進捗がこの省令及び治験の計画書に従って行われているかどうかについて、治験の依頼をした者が実施医療機関に対して行う調査をいう」と規定されています。CRAは薬剤師、MR、看護師、臨床検査技師、その他の医療関係者があたることが多く、治験に関する治験契約、モニタリング業務、症例報告書チェック・回収、治験終了の諸手続きなどを行います。このモニタリング業務は新GCPの二大目的が達成されているかどうかを確認する、最も重要なものになります。